当社は、最高で月間60万部を配布した実績がございます。
「60万部」と数字だけを見ると、すごい枚数だと思われるかもしれません。
もちろん私たちにとっても大きな実績であり、当社をご指名くださったクライアント様には感謝の言葉しかございません。
ただ、その数字の裏側では、想像以上に大変な作業が続いていました。
今回は、そんな月間60万部を配布していた頃の、現場の裏側を少しだけご紹介します。
まず大変だったのが、チラシの保管と仕分けです。
いろいろな企業様からお預かりしたチラシが混同しないよう、まずは事務所内の整理から始まります。
そこへクライアント様からのチラシが次々と届き、整理しながら区分けしていきますが、その量はかなりのものでした。
事務所内はあっという間にチラシで埋め尽くされ、人が移動するスペースまで圧迫されるほどでした。(嬉しい悲鳴です)
もちろん、チラシを床へ無造作に直置きしていたという意味ではありません。
きちんと管理しながら作業をしていても、それほど大量のチラシを扱っていたということです。
チラシが届いたら、それで終わりではありません。そこから、
「このチラシはどの町へ配るのか」「この町への配布部数は何部か」と一つ一つ確認しつつ、チラシを手数えで振り分ける作業が始まります。
そして、振り分けたチラシを各町ごとの棚へセットしていきます。
普段なら、「この町はこのチラシ」と順番に整理していけば問題ありません。
ところが、配布するチラシの量が多くなると、そう簡単にはいきません。
棚が一気にいっぱいになり、次のチラシをセットしようとしても置く場所がない…という状況に。
ここでまた、あふれかけている棚を、次にセットするチラシの大きさを考えながら整理し直します。
これを繰り返すこと、4度。
大量のチラシを扱っていると、「このチラシはA町」「こっちはB町」「これはA町とC町」という具合に、頭の中で整理しながら作業することになります。
少しでも気を抜くと、
「あれ?このチラシ、どこに置くんだった?」「担当の配布員は誰だったっけ?」
と、事務所の中を「あっちへ行って…」「いや、こっちだった…」と、ただ行ったり来たりすることもありました(笑)。
今となっては笑い話ですが、当時は笑っている場合ではありません。
一つ間違えれば、違う地域へチラシを配ってしまう可能性があります。
だからこそ、振り分け作業には常に神経を使っていました。
そんな作業をひと段落させてから、事務用PCで配布エリア一覧を確認します。
そこで改めて、「これだけの種類のチラシを、これだけの地域へ配るのか」と実感することになります。
当時は、最大で一つの町に11種類のチラシ。少ない町でも、5種類程度のチラシを一緒に配布することがありました。
つまり、一つの町を配布するだけでも、「今日はこのチラシだけ」ではありません。
複数の企業様からお預かりしたチラシを、指定された地域へ正確に届けていく必要があります。
もちろん、これだけ多くのご依頼をいただけたことは、本当にありがたいことでした。
さまざまな企業様から、「きさらぎにお願いしたい」とご依頼いただける。
それは私たちにとって大きな喜びでしたが、喜びだけでなく、同時に強い責任も感じていました。
お預かりしたチラシは、企業様にとって大切な広告であり財産です。
そしてその一枚一枚に、「この地域のお客様へ届けたい」という想いと願いが込められています。
だからこそ、「たくさん配ったから終わり」ではありません。
指定された地域へ、間違いなく届ける。複数のチラシを混同しない。配布する地域を間違えない。
そして、お客様からお預かりした大切な広告を、責任を持って取り扱う。
最高月間60万部。
その数字の裏側には、たくさんのチラシと、たくさんの企業様から託された想い、そしてそれを一枚一枚届けるための現場がありました。
そして今日も、配布員はクライアント様からお預かりした大切なチラシを元気に各ご家庭へお届けしています。



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